天然温泉＝地中から湧出する温泉成分を含んだお湯

人工温泉＝天然鉱物を由来とした泉源体から溶解で
水質を変化させたお湯あるいは温浴施設

人工という言葉があたまに付くため、人工温泉に対して、機械的な人工装置の設置をイメージされる方も多いかもしれません。そもそも人工温泉には環境省が管轄する温泉法で定められた明確な定義がございます。
「人工温泉とは天然鉱物由来のミネラルに起因した薬効がある温浴施設のこと」
同じ温泉法で天然温泉の定義もございますので、合わせて紹介します。
「天然温泉とは地中から湧出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガス（炭化水素を主成分とする天然ガスを除く。）で、別表に掲げる温度又は物質を有するもの」
つまり、天然温泉と人工温泉の違いは、お湯が地中から湧き出ているのかどうか、そして効能のある温泉成分が湯に元（源泉）から含まれているか、それとも後から天然鉱物の溶解などによって薬効が生まれたかの違いです。

光明石は岡山県阿部鉱山でしか採掘できない希少な鉱石で、水や湯の中で溶解し、11のミネラル成分を溶出し、医薬部外品としては、8つの効果効能（神経痛、リウマチ、肩のこり、腰痛、痔、冷え症、産前産後の冷え症、疲労回復）が認められています。

天然鉱石の溶解という説明から、鉱石に対して消耗品というイメージを持たれる方もいらっしゃると思います。確かに天然鉱石由来であっても粉末の入浴剤のような使い切りタイプのものもございます。しかし、光明石は短期間で消耗されるものではありません。光明石の使用可能期間はすべての温泉成分が鉱石から溶出し、鉱石が軽石状態になるまでの期間です。工学博士の理論値計算では、光明石はおよそ200年間、半永続的使用が可能とされています。なお、すべての人工温泉が天然鉱物そのものを泉源体にしているわけではなく、また人工温泉によって、使用期間は全く異なりますので、比較ご検討の際は使用期間をよくご確認ください。

光明石の導入の流れ

光明石は1.5kg単位で専用の収納袋に入っています。一般家庭用の浴槽の場合、この1袋が必要な光明石量です。大浴場の場合は浴槽の湯量に応じて必要な光明石の量（収納袋の数）が変わります。例えば7.5ｍ×2ｍ、深さ0.5mの湯量の場合、30袋分＝45kgの光明石が必要になります。湯量に対する泉源体（光明石）の量は医薬部外品の認可を受けた際に定められた決まりがございます。

当社からの見積もりは基本的には浴槽のサイズを伺うことから始まります。必要な光明石の量（収納袋の数）に応じた収納ケースが必要です。収納ケースは収納袋の収納量に合わせて4サイズございます。収納ケースの天板はひのき製でちょっとした腰掛け代わりにもなります。大浴場の美観を損ねることもありませんし、収納ケースから熱湯が吹き出したりはしませんのでお子様にも安全です。

実際に浴室に光明石を導入する方法は、浴槽内に収納ケースを設置し、中に必要量の光明石が入った収納袋を格納するだけです。あとは浴槽にお湯を張れば、その日のうちに光明石の人工温泉がお楽しみいただけます。電気工事も配管工事も一切ございませんので、作業は数時間内で完了致します。大浴場の改修工事の場合、数日間、お風呂が使えないなどというケースもございますが、光明石を導入の際はその心配がご無用です。

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